社会医療法人 生長会
阪南市民病院 総務課課長
小川 貴士 様
阪南市民病院は、いち早く全館のLED化に着手。2020年7月にアルファエネシアの「病院向けLEDレンタルサービス」を導入し、電気料金削減、より快適な院内環境実現など多くの成果を上げている。同サービスを選定した理由は、病院での使用を前提とした安全性、長期間安心して使用することのできる品質保証とアルファエネシアによるきめ細かい対応だった。
■地域のニーズに的確に応える
将来を見据えLED化に着手
「蛍光灯器具や蛍光ランプは生産が次々と終了しており、今後入手が困難になっていきます。2030 年までに次世代照明へ入れ替えるという内閣府の目標もあり、いずれは院内の照明をLEDに替えなければならないことはわかっていました。放置したまま2030年に近づけば近づくほど、交換にかかる費用が膨らみ、工事も混雑していくと思われます。それなら少しでも早く取り組んだ方がいいと考えました」(小川様)。
■病院での使用を前提とした
製品・サービスを選びたい
LED化によって電気料金削減と管球の交換業務がなくなることによる人件費削減が期待できる。小川様は数社のサービスを比較検討したが、その際最も重視したのは、電磁波対策をはじめ、病院で使用することを前提とした安全性と品質だった。
2019 年11月から病院とアルファエネシアとの話し合いが開始された。当時の管理部長が臨床工学技士であったこともあり、電磁波対策など安全面には徹底的にこだわった。
アルファエネシア独自開発のLED 照明機器「MIMAMO(ミマモ)」は医用テレメーターなど精密機器へ影響を与える電磁波を抑え、国際規格にも適合しているが、資料による説明だけでなく、阪南市民病院内で実際の製品を使ったテストを行い電磁波による干渉がないことを確認した。
また、MIMAMOは目の疲れや体調不良の原因になり得るチラつき(フリッカー)を抑え、日本の安全基準や北米照明学会(IES)の「生物学的影響を防止するレベル」推奨値をクリアしている。
「医療現場に精通している会社が提供する製品・サービスでないと、安心して導入することはできません」(小川様)。
■決め手は安全性と初期費用0 円
万一の不具合に対する品質保証
2020年2月末、5年間のレンタル契約による導入を決定。生長会グループでも初めての試みとなった。。決め手となったのは、電磁波対策など安全・安心な製品であること、通常なら数千万円のLED化費用が必要だが初期費用が0円であること、不点灯に対する製品保証に加えレンタル期間中の不具合に対する保守サービスがついていることだった。
「導入すれば終わりではなく、導入後万が一不具合が起きたらどうするのか? そこをしっかり保証してもらえることは大きなポイントでした」(小川様)。
LED への交換によって多くの職員から「院内がとても明るくなった」「より快適になった」という感想が上がっている。また、来訪者からは「施設が新しくきれい」「清潔感がある」という声が多数寄せられているという。2020 年7月の導入以来、電気料金が削減され、削減された金額は月々のレンタル料金を上回っている。調光機能によって常に適切な明るさに調整できること、人感センサーによって非常階段やスタッフ用のエレベーターホールなどふだんあまり人が通らない場所を必要な時だけ明るくできることも省電力に一役買っている。
■大幅な経費削減が実現
きめ細かい対応がポイント
LED の寿命は40,000 時間以上あるため、(レンタル期間終了後)6 年目以降も長期間使用することが可能で削減される電気料金分がすべて収支上プラスとなる。同院では浮いた経費を医療設備の充実や大規模災害への対策などに活用していく考えだ。
「時代の要請であるLED化にいち早く対応できたとともに、当院のSDGs対策も推進できました。結果にも非常に満足しています。サービスの選択にあたっては、製品の安全性と導入前後のきめ細かい対応が可能な会社かどうかを見極めることが大切だと思います」と小川様は話した。
取材先:社会医療法人 生長会 阪南市民病院
社会医療法人 生長会 阪南市民病院(大阪府阪南市、185床)は泉州南部における公的地域中核病院として、安心で質の高い医療サービスを提供し続けている。同院は2011年に指定管理者制度を導入し、社会医療法人 生長会が経営母体となることで、公立病院としての使命を継続して果たしつつ、収支や経営の効率をしっかりと考えた運営を行っている。
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