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医療法人 尼崎厚生会(財団) 立花病院
事務部長 堀 耕一郎 様
総務課 システム担当 佐々木 朗 様


立花病院
は照明に関して、ほぼ毎日生じる管球交換作業の労力・コストの削減、エリアによってバラバラだった明るさの統一による院内環境の改善という課題を抱えていた。また、蛍光灯の生産終了や値上げ問題からも、LED照明への入れ替えを検討していた。他社サービスとの慎重な比較検討の結果、2022年3月、アルファエネシアの「病院向けLEDレンタルサービス」の導入を決定。6月より使用を開始した。



競合他社と比較検討し

アルファエネシアを選択 



同サービスは大幅な電気料金の削減、初期費用0円、レンタル期間中の保守費用無料などの特徴があり、全国の病院30,000床以上の導入実績を持つ。立花病院 事務部長の堀 耕一郎氏は導入のきっかけについて次のように振り返る。

 「アルファエネシアさんのサービスを2021年12月号の日経ヘルスケアで知りました。初期費用がかからないことチラつき(フリッカー)の抑制など品質に非常にこだわっていることが印象に残り、すぐに問い合わせて説明を受けました」。

 LED照明導入における競合は全国規模の商社、地元の電気工事会社の2社で、各社のサービスを総務課のメンバーとともに比較検討した。

 2021年末からアルファエネシアによって院内の現状調査が行われた。照明器具の設置状況を1本1本確認するとともに、同院の電気使用料と電気料金のデータより綿密なシミュレーションを作成。LEDへの交換によるコストダウン効果が数字で示された。より具体的で詳細な提案が同社サービス採用の大きなポイントとなった。




患者への影響を最重要視
製品力の高さが決め手 


 

アルファエネシアのサービスを選択した決め手は何だったろうか?

「やはり自社製品ならではの製品力でした。何より重視したのは患者さんに悪影響がなく安心して使用できる製品かという点。特に当院は長期間入院される方が多いため、患者さんが安全・快適に過ごせるかどうかは非常に重要でした。そして病院向けとして多くの医療機関で導入実績があること。この導入実績こそが製品力の高さだと思いました」(堀様)。

 アルファエネシア独自開発のLED照明機器「MIMAMO(ミマモ)」は目の疲れや頭痛など体調不良の原因になり得るチラつき(フリッカー)を抑え、日本の安全基準や米国電気電子学会(IEEE)の「生物学的影響を防止するレベル」推奨値をクリア。他社製品と比べて圧倒的に優れたフリッカー率3.33%以下を達成している。

 

また、医療機器など精密機器へ影響を与える電磁波を抑え、国際規格に適合している※。さらに独自設計によって、まぶしさを低減。自社製品のため、メーカーからの製品供給が途絶える心配がなく、製品についての詳細なデータもすぐに提供することができる。

 レンタル期間中、万が一不具合や不点灯などが生じても無料で交換手配する品質保証がついているが、堀氏が唯一心配したのはアフターメンテナンスの点だった。しかしアルファエネシアは全国の電気設備会社と提携して綿密なメンテナンスを行っており、同院近くの会社が施工からアフターメンテナンスまで一貫して担当してくれることがわかり、安心して導入できたという。

 

LEDへの第一期交換工事は2022年5月24日から6月10日まで行われ、全館の約3,000の照明器具のうち約8割が交換された。導入のための調査や調整、工事を担当した立花病院 総務課 システム担当の佐々木 朗氏は次のように話す。

 「患者さんへの影響を最小限にするため、アルファエネシアの工事担当者、工事スタッフ、当院の看護師や病棟課長と患者さん一人ひとりの情報を共有し、工事を進めていきました。患者さんがお風呂に行かれるタイミングやその日の調子などに合わせて臨機応変にスケジュールを組み替えました。関わるメンバー間のコミュニケーションが非常にうまくとれたので、トラブルなく工事を完了させることができました」。



大幅なコストダウンが実現
病院全体が明るく、快適に


 

LED化によって管球交換の労力・コストがなくなるとともに、電気料金の大幅な削減効果が認められた。第一期工事が完了した2022年6月、7月と昨年、一昨年の6月、7月の電気使用量を比較するとかなりの減少が見られた。電気料金が高騰しているため、支払金額自体は増えているが、LED化しなかった場合の金額を試算すると、一月約39万円のコストダウンが実現。これはレンタル料金を十分にまかなうことができる金額だ。今後も電気料金単価は上がっていくと予想されるため、コストアップの抑制が期待できる。また、5年後のレンタル期間終了後は無償譲渡される。LEDは約40,000時間と長寿命のため、その後も長期間安心して使い続けることができる。

 病院内で場所によっては十分ではなかった明るさが統一され、院内環境が大きく改善。細かい作業が求められるナースステーションや倉庫、薬剤部も十分に明るくなり、病院スタッフの作業効率も向上した。明るく清潔感にあふれた院内環境は患者からも好評だ。

 

「病院は24時間365日つけっぱなしの照明も多く、患者さんへの影響も大きいため、長い期間を想定した慎重なサービス選択が求められます。今回、アルファエネシアさんのサービスを選んで非常に満足しています。院内全体が目に見えて明るくなるという効果は非常に大きく、導入にあたって院内の様々な部署が緊密に協力し合えたことは、スタッフの成長に繋がったと感じています」と堀様は語った。

 

 


 

 


取材先:医療法人 尼崎厚生会(財団) 立花病院(兵庫県尼崎市)

医療法人尼崎厚生会(財団)は、立花病院(兵庫県尼崎市 一般病棟28床、地域包括ケア病棟30床、緩和ケア病棟10床、療養病棟204床)の他、老人保健施設、デイサービス、居宅介護支援事業所を運営している。

立花病院は地域の医療機関、介護福祉機関、行政機関と連携し、高齢者を中心とした慢性期を担う病院としての役割を軸に、博愛、奉仕、誠実の理念で地域住民の命と生活を守る使命を果たし続けている。

 

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