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医療法人社団博慈会 青葉さわい病院

総務課主任 古賀秀実 様

 

青葉さわい病院は、明るさやメンテナンス業務の負担など照明に関する課題を抱えていた。2021年9月、アルファエネシアの「病院向けLEDレンタルサービス」を導入。明るく快適な院内空間が実現するとともに、大幅な電気料金削減や業務負担軽減など様々な成果が上がっている。導入の経緯や決め手、得られたメリットなどについて聞いた。

 



■切れ目のない医療の提供に貢献

全館の照明をLEDに交換



同院では既に一部のセクションの照明にLEDを導入していたが、その他の部分のLED化について議論を重ねていた。「入口や階段部分などが暗いので明るくしてほしい」「病院全体を明るい印象にしたい」という声や、環境保護・省エネなど時代の要請、電気料金削減や業務負担軽減などの課題に応えるため、全館照明のLED化を決定した。

同院が参加する新富士病院グループから紹介を受け、グループ内の他病院で導入実績のあるアルファエネシアの「病院向けLEDレンタルサービス」を2021年9月に導入した。

 

 



■安全・安心設計と品質保証

病院業務に影響なく工事が完了



「最初にアルファエネシアの方がLEDのサンプルを持って来院され、実物を自分たちの目で確かめながら説明を受けました」と青葉さわい病院 総務課の古賀秀実さまは振り返る。

その後アルファエネシアの担当者とともに全館を回り、照明に関する課題を抽出。約1カ月間、新しい照明プランの提案を受けながら、入口、階段、病棟、廊下などで実物を使ったデモンストレーションを繰り返した。

「事務長や私だけでなく、看護師長やリハビリのスタッフもデモンストレーションに同席してもらい、照明の明るさや位置、色調などについて意見を交換しました。特に院内で患者様とともに移動することが多いリハビリスタッフからは『明るすぎる』『もっと位置を下げた方がいい』などの意見を数多くいただきました」(古賀さま)。

 

懸案だった階段はLEDで十分に明るくなり、
フットライトを外した

 

照明プランや導入計画のきめ細やかな修正提案を受け、2021年7月末に正式に導入が決定した。決め手となったのは院長、事務長、看護部長をはじめ病院スタッフ全体の納得が得られたことと、病院で使用されることを前提とした安全・安心設計だった。

独自開発のLED照明機器「MIMAMO(ミマモ)」は医用テレメータなど精密機器へ影響を与える電磁波を抑え、国際規格に適合(※)。目の疲れや体調不良の原因になり得るチラつき(フリッカー)を抑え、日本の安全基準や北米照明学会(IES)の「生物学的影響を防止するレベル」推奨値をクリアしている。

※不要電磁波の許容値と測定法を定める国際委員会CISPRの規格。CISPR11(産業、科学、医療機器に関する規格)/15(照明装置に関する規格)/22(情報技術装置に関する規格)に適合している。

また、レンタル期間中、万が一不具合や不点灯が生じても、アルファエネシアが交換手配する品質保証がついており、約40,000時間の寿命があるため、長期間安心して使用することができる。

さらに初期費用なしで導入できること、大幅な電気料金の削減が期待できることも大きなポイントとなった。

LEDへの交換工事は8月末から開始され、9日間で全館971器の交換が完了した。

「事前に緻密な工程表をいただき、看護部とも調整をしながら工事を進めたので、非常にスムーズでした。病院の業務にほとんど影響を与えることなく交換を終えることができました」(古賀さま)。

 




■明るく快適な院内空間が実現
電気料金削減分を設備投資に活用 



LED導入によって、どのような効果が得られたのだろうか?

「懸案だった入口や階段部分も含め院内全体が明るくなり、より快適な院内空間が実現しました。患者様、病院スタッフからの評判は上々で『入った瞬間、別の病院に来たのかと思った』『階段、廊下を安心して通行できるようになった』『デイコーナーには暖かみのある電球色のLEDが採用されているため、くつろげる』という声をいただいています。光源の明るさだけなく、空間全体を考えた適切な照明設計のおかげだと思います」(古賀さま)。

導入前は月に約20件発生していた蛍光灯の交換作業がなくなり、交換に備えた在庫も不要なため、業務負担が大幅に軽減した。また、点灯しないことによって入院患者に不安を与えたり、交換時に事故が起きる心配もなくなった。

 

 

レンタル期間満了後LED照明器具は無償譲渡される。シミュレーションではLEDへの交換によって電気料金は月11万7262円削減され、月々6万9585円へとダウン。レンタル期間満了後は電気料金削減額がそのままプラスになる。LEDの寿命は約40,000時間なので、その後も長期間使用することが可能だ。

取材時点では導入後約半年しか経っていないため、これらの数字はあくまで試算だが、実際にかなりの電気料金削減が実現しているという。

同院ではこれまでも井戸水の使用や省エネタイプのエアコンへの切り替えなど環境対応に力を入れてきたが、LED導入による電気料金削減分を、より有効な設備投資に活用していく考えだ。

「病院全体の印象が明るくなり、結果に非常に満足しています。成功のポイントは、アルファエネシアによる提案力と綿密なデモンストレーションによって、スタッフ全体の納得が得られたことでした。地域の高齢者に寄り添う当院だからこそ、より明るく快適な空間を実現したい。その思いをアルファエネシアの『病院向けLEDレンタルサービス』で叶えられたことをうれしく思います」と古賀さまは語った。

 


 

 

取材先:医療法人社団 博慈会 青葉さわい病院(170床) 
〒225-0004 神奈川県横浜市青葉区元石川町4300

 青葉さわい病院は急性期一般病棟14床、地域包括ケア病棟26床、回復期リハビリテーション病棟30床、医療療養病棟100床を有している。急性期治療後、すぐに在宅に戻ることが困難な患者を受け入れ、適切なリハビリテーションや栄養指導によって生活機能回復をサポートするとともに、地域の施設、事業所と綿密に連携することで切れ目のない医療、介護の提供に貢献。「思いやり」そして、「『生きている』喜びを」を理念に、地域の健康を見守っている。


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